法曹(法曹三者)といえば、裁判官・検察官・弁護士です。
しかし、裁判等に関わっている人間は法曹だけではありません(当たり前ですが)。
まずは裁判所書記官・裁判所事務官。
どちらもその名の通り裁判所で勤務していて、裁判所職員とも呼ばれています。
裁判所事務官が試験に合格する等、一定の条件を満たすと裁判所書記官になります。
事件ごとに担当が決められていることが多く、
窓口でも電話でも書面でも、一番やり取りをすることになるのが書記官ですね。
女性でも活躍されている方がたくさんいらっしゃるせいか、
「裁判所の窓口にいる事務員さん」と書かれているブログもあるのですが、
事務員さんという呼び方はちょっと可哀想じゃないかなぁと思ったりもします…
すごく責任の重そうな仕事なので。
(書面は書記官の名前で来ることもよくあります。)
次に検察事務官。
上で毎回わざわざ「裁判所事務官」と書いているのは、「検察事務官」もいるからです。
「事務官」というと検察事務官を指すことのほうが多いように思います。
ドラマ「HERO」の松たか子さんがやっていた役だというと
わかりやすい方も多いのではないでしょうか。
もちろん検察官を補佐するのが役割です。
時々、検察事務官の名前で作られた供述調書も見かけます。
裁判所書記官(裁判所事務官)や検察事務官が公務員なのに対し、
弁護士のお手伝いをする法律事務所職員は一般の企業のサラリーマンと同じ立場です。
そもそも弁護士が公務員ではないので仕方ないのですが。
法律事務所職員については、別の記事で詳しくお話しています。
(→雑談:法律事務所職員について)
0 件のコメント:
コメントを投稿