2012年5月21日月曜日

雑談:「HERO」はなんのドラマでしょうか?

木村拓哉と松たか子が出ていた、ドラマ「HERO」。
連ドラ放送から随分後にスペシャルドラマが作られるぐらい、人気がありました。

このドラマてすが、何の話かと聞かれたら、どうやって説明しますか?
「検察官」のドラマか、「検事」のドラマか。




要するに、検察官と検事の違いは何かという話しなのですが、
「検事」は職業の名前(と、階級)で、「検察官」は訴訟上の立場です。

私は法律事務所で働いている人間なので弁護士で例えてみると…
民事の裁判で、原告についている弁護士は、
原告訴訟代理人弁護士○○
と呼ばれます。
「原告の代理人として訴訟に参加している」「弁護士という職業の人」という意味です。
刑事事件で被告人についているときは「弁護人弁護士」です。
一方、検察の人は
「検察官検事」と呼ばれます。
これでなんとなく理解できるかと思うのですが、
「検察官」というのは、逮捕された人を起訴し、裁判で有罪にするという役割です。
職業の名前+階級を表す「検事」は、一般企業でいうと「課長」「部長」のような感じでしょうか。
「課長」というのは会社員という職業であり、その会社内の階級である…。
ちょっと説明としては厳しいかもしれないです(_ _;)
「検事」以外の階級としては、「副検事」「検事長」などがあります。
刑事の裁判では、上記の説明のとおり、検察官副検事となります。

そういえば、最近話題になった政治家の強制起訴でも、
「検察官役の弁護士」が活躍されてましたね。
これが「検事役の弁護士」ではないのも、上記のとおりということです。

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