雑談：検事と弁護士は犬猿の仲！？

刑事事件で主張を戦わせることになる検事と弁護士。
どちらかが主役のフィクションだと、一方がものすごく悪者に描かれていることもありますよね。
しかし、現実ではそこまで仲が悪い訳ではないようです。


 もちろん人と時によるので、
電話からして威圧的で嫌な感じの検事さんもいます。
法廷から帰ってきた弁護士が、延々と担当検事の愚痴を言っていることもあります（笑）

ですが、大半の場合は穏やかに、というか事務的にやり取りをしていることが多いように思います。
裁判は公開の法廷で行われますが、それ以外にも裁判官と三者で打ち合わせがあったり、
電話で相談したりします。
特に裁判員裁判では、始まる前に何回も何回も打ち合わせしています。
最初は「裁判以外のところで検事と弁護士（と、裁判官）が話し合ってるってブラックな感じだなぁ…」と思っていたのですが、裁判を円滑に進めるためには必要なことのようです。
それに、話し合いのときに、弁護士が被告人に不利な条件を飲んでいる訳ではないようなので、
一安心です。（逆もまた然りですが…）

法曹（裁判官、検事、弁護士）になるには司法試験に合格する必要があります。
途中同じ道を通らなければならないため、最終的な職業は違っても、
顔見知りや知人であることは珍しくないそうです。
もし、検事と弁護士が仲良く談笑していても、不審な目で見ないであげてくたさいね。